高浜神社で「茅の輪くぐり」へ—夏を前に心と体を整えるひととき

高浜神社の「茅の輪くぐり」に行ってきました。

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令和7年度は、6月21日(土)から7月6日(日)までの間、参道に設けられた大きな茅の輪を自由にくぐることができます。

この「茅の輪くぐり」は、6月30日に行われる「大祓(おおはらえ)」という神事にちなんだもので、私たちが日々の生活の中で知らず知らずに身につけた罪や穢れ(けがれ)を祓い清め、心身ともに健やかに過ごせるよう願う伝統行事です。
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夏を迎えるこの時期に行われるのは、疫病を避け、暑さに負けず健康でいられるようにという願いが込められているのだそう。

神社に着くと、参道に設けられた立派な茅の輪が目に飛び込んできます。

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茅(ちがや)で編まれたその輪をくぐると、まるで心の奥がスーッと澄んでいくような気持ちになりました。

参拝の作法に従って、左・右・左と、8の字を描くように3回くぐるのですが、一歩一歩を踏みしめながら、今年前半の出来事を振り返り、後半の健康と安全を祈る時間になりました。

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境内は穏やかで、どこか背筋が伸びるような空気が流れています。
地元の方や親子連れの姿も見られ、静かな中にも地域のあたたかさを感じられる、そんな優しい空間でした。

これから本格的な夏に入っていきますが、こうして茅の輪をくぐることで気持ちがリセットされ、「よし、またがんばろう」と思えるようになります。

忙しい日々の中で、ほんのひととき立ち止まり、心を整える——そんな時間をくれるのが、この行事の素晴らしさだなと実感しました。

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茅の輪の設置期間中に、これを読まれている方もぜひ足を運んでみてください。

高浜神社で、心と身体をすっきりさせる夏の始まりを感じてみてはいかがでしょうか。